内科・漢方内科|横須賀市 久里浜
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2021.9.1

漢方の効果を実感した症例(5)

めまいが治らない

 横になっている体位から立ち上がると起こる回転性のめまいでは、『苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)』を、胃腸が弱く冷え性を伴う回転性のめまいでは、『半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)』を、どうにもならないひどい回転性めまいでは、『沢瀉湯(たくしゃとう)』を、地面が揺れる様な動揺性めまいでは、『真武湯(しんぶとう)』を用いると改善する場合が多いです。

ひどいのぼせ症

 のぼせ症の原因には、甲状腺機能亢進症や、更年期障害、高血圧など様々な原因がありますが、特定できない場合も多いのです。
 
漢方では、体質を見て処方を判断しています。とにかくのぼせて発汗がひどい場合には、『白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)』を、発汗はそれほどひどくないが、のぼせて頭の重い感じのある例では『桂枝人参湯(けいしにんじんとう)』を、のぼせて何となくもやもやして手足がほてる例では『三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)』を、血圧が高めでイライラがあるのぼせ症では、『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』や『三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)』を、脳動脈硬化症を伴う例では『釣藤散(ちょうとうさん)』を用いると軽快する例が多いです。

耳鳴り

 耳鼻咽喉科などで精査しても原因のわからない耳鳴りの症状に悩む方もいらっしゃいます。下半身の筋力の衰えや排尿障害を伴う、加齢現象による耳鳴りでは、『八味地黄丸(はちみじおうがん)』を、脳動脈硬化症を伴う例では『釣藤散(ちょうとうさん)』を、めまいを伴う例では『苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)』を試して軽快した例があります。

(院長:小野村)



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