内科・漢方内科|横須賀市 久里浜
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2021.9.1

漢方の効果を実感した症例(6)

アトピー性皮膚炎

 現代の難病の一つ、アトピー性皮膚炎。アレルギー体質のために喘息や膠原病が隠れている場合には、まずそちらの治療を優先します。しかし、いろいろ試してもなかなか改善しないアトピー性皮膚炎が多いのも事実です。

 痒みがひどい、皮膚のカサカサした場合(漢方では皮膚の枯燥(こそう)と言う)には、『当帰飲子(とうきいんし)』。皮膚が湿潤していて夏になると痒みがひどくなるような例では、『消風散(しょうふうさん)』。「おけつ」と言う血液の循環の滞っている例では、『温清飲(うんせいいん)』などを用いると改善する例が多いです。

 また、『苦参湯(くじんとう)』と言って、苦参(くじん、西洋のハーブではクララ)一味を煎じて、入浴する際に皮膚に塗ったり、入浴剤として風呂の中に入れると、皮膚の痒みが解消され、皮膚を掻き壊す回数が減って、アトピー性皮膚炎の増悪を防ぐことができます。

難聴、耳が遠くなった

 加齢現象と共に耳が遠くなることは多く見られます。
 そのような症例では、足のほてりがあれば、『六味丸(ろくみがん)』を、逆に足の冷えがあれば、『八味地黄丸(まちみじおうがん)』を用いると改善する例があります。
 また、加齢現象ではなく、難聴の場合には、『柴蘇飲(さいそいん)』を用いるとよいという記載が過去の文献に見られます。

(院長: 小野村)




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